両終点であるシカゴとニューオリンズの行程のほぼ中間にあり、また沿線でも最大の都市となるメンフィス駅では約25分の停車予定である。その間に機関車の燃料を補給しているもよう。メンフィス駅は、現在ではこの「シティ・オブ・ニューオリンズ号」下り59列車(早朝発着)、上り58列車(深夜発着)と1日1往復のみの停車となっており、町の規模に比べてシンプルな造りとなっている。発券事務所はあるものの改札口などはない。降りて列車の様子を見てみると、後方の座席車ではこれから南に向かうために乗車する人の列が数十人ほどできて いた。
国益とは何か
食堂車では、朝食時間帯も夕食時間帯と同様、寝台車利用客が優先して案内される。オムレツとベーコン、ジャガイモにマフィンと簡素ではあるがこれで十分である(本来の価格は9ドル)。もちろん寝台料金に込であるので、例によってチップのみは置くことをお勧めする。朝食を終えて自分の寝台個室に戻ると、ベッドがたたまれていて座席に戻っていた。
食堂車のひとつ後の車両は展望車である。階下には軽食などを売っている売店があり、食堂車を利用しない(できない)場合でもそちらで飲食物が購入可能である。
列車はテネシー州からミシシッピ州に入る。いわゆる南部を列車は進んでゆく。最後尾の客車の後には付随車など何もなく、そのまま後方を� ��ることができる。
上の写真が薄ら汚れているのは、窓ガラスのせい。
ミシシッピ州最大の都市にして州都のジャクソンには11:00頃の到着である。そこそこの人数の乗り降りがある。近年整備されたような、ちょっと小奇麗な駅であるのは少々意外である。
ジェームズ葬儀ニュートンフォールズ、オハイオ州
20分ほど停車してジャクソンを出ると、そろそろ昼食時間帯となる。夕食と朝食は寝台列車の乗客が優先案内であったが、昼食時間帯は座席車の乗客も同時に利用が可能とのことである。お決まりのハンバーガー(9ドル相当)。もちろんこれも寝台料金に込み。
食堂車で隣に座り合わせたお姉さんとしばらく談笑。「ニューオリンズは路上でお酒が飲めるのよ」などと言われ、とりあえず驚いたような反応を見せておく(ニューオリンズは過去にも来ているのでそのあたりは知っているのだが、一応。笑)。お姉さんと「まだミシシッピ州ですかねえ〜」と聞いてみると、「沿線のクルマのナンバーを見るとわかるわよ」と言われる。こ� ��辺りは日本も同じ。
ウィチタフォールズtexastelevision駅の天気
ルイジアナ州に入っていくつかの駅に停まり、ポンチャートレイン湖に沿っていよいよ終着駅のニューオリンズに入る。このまままっすぐ行けばニューオリンズのユニオン駅に・・・・と思っているといきなり右に大きく曲がる。あらぬ方向に向かっているのではないかと思ったところ、突然停止して今度は後退を始めた。シカゴ発車時と同様、駅近くで方向転換をしているのであった。ニューオリンズ・アリーナやルイジアナ・スーパードーム(「カトリーナ」の際に避難所になった)を左(後退しつつ行く方向に向かって「左」)に見ながらゆっくりと後退し、15:03に終点ニューオリンズ・ユニオン駅に到着した。定刻よりもずいぶん早い到着で� ��ったのだが、元々公示ダイヤには余裕を持たせているものと思われる。
北緯42度のシカゴを昨夜20:00に発車してから、北緯30度のニューオリンズまで一気に南へ約1,500km、これを約19時間で走破する行程であったので、表定速度は約79km/hとなる。ちなみに日本の「トワイライト・エクスプレス」は大阪〜札幌間約1,500kmとほぼ同じ距離を22時間(札幌行き。大阪行きは22時間45分)であるから、かなり優秀と言える。しかも途中メンフィスとジャクソンで合計1時間近くの停車があったことも考慮に入れたい(機関車の付け替えはないが・・・)。
降りぎわに旅客専務にチップ(伍弗)を手渡して下車。シカゴで手荷物を預けていたのであるが、隣のプラットホームで返却された。空港のような回転台などはなく無造作に並べられたいるところから自分の荷物を探� ��、出口で引換証を渡して終了。
いわば中央駅的な存在であるがシカゴに比べれば随分と簡素である。駅からの他の交通機関も貧弱である(路面電車をここまで伸ばすという計画はある)。予約していた宿まではここから徒歩で5分ほどである。
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